新型コロナウイルス感染症
疑問点

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授業対象=中学生
実施=2020年7月実施予定


2020.5.18


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全体像


教材


@ 新型コロナウイルスは、まだ分からないことがたくさんあります。その一つが「どれだけの人数が感染したのか?」という疑問です。日々、感染者数が発表になっていますが、無症状感染者(感染はしたものの症状が出ない人)の数は把握できていません。したがって、感染者の人数は実際の一部に過ぎません。致死率(感染した人の死亡率)も、何人が感染したのか分からなければ、正確には出せません。

A 新型コロナウイルスは子どもが感染しにくく、感染しても症状が現れないケースが大半です。死亡した症例もきわめて少ないことが分かっています。調査・研究によると、高齢者はスーパー・スプレッダー(大勢に感染させる媒介者)になりやすいが、子どもは人にほとんど感染させないデータが出ています。この謎も解明されていません。一方、日本人始め東アジアの国では、欧米と比べて感染者数・死亡率が極端に低くなっています。似通ったコロナウイルスの抗体を持っているとか、結核のワクチン「BCG接種」と関連があるとかの研究がされていますが、謎はまだ解明されていません。

B 「重症化する人とそうでない人の違い」についても解明されていません。新型コロナウイルス感染症にかかっても、ほとんどの人は軽症で治ります。しかし、高齢者を中心に感染者の約2割が重症化します。その人の免疫系の状態が関係しているようですが、遺伝的な要因もあると言われています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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